12月ってクリスマスとお正月を迎える準備が重なって毎年パニックです。とりあえずクリスマスが先にあるのでクリスマスの準備はそこそこできても、クリスマスが終わると同時にすぐに年末年始の準備でバタバタです。
特に玄関飾りが我が家は結構いいかげんになってしまっています。12月に入った頃にはクリスマスリースをかけるのですが、25日を過ぎた途端にお正月モードに気持ちを切り替えなければいけないので、いつも年末ギリギリまで大掃除に時間がかかり31日ギリギリにお正月飾りを飾っていました。
実はこれイケナイことだったんですね^^;。知らなかったので、今思うと恥ずかしいことをしていました。
今年こそはきっちりした正月を迎えたいなと思い、お正月飾りを本来はいつからいつまで飾るのかを調べてみました。
そもそもお正月飾りは何のためにするの?
お正月のお飾りといえば、
鏡餅、注連縄(しめなわ)、門松
でしょうか。
我が家も一応鏡餅と注連縄(しめなわ)は飾っています。残念ながらいつもバタバタでお正月準備をしていますので、門松はお家を購入して初めて迎える正月しか飾っていませんでした。
そもそもお正月というのは、年神様を迎え入れるための行事です。お正月には年神様にお家に来てもらって接待、おもてなしをします。
家の玄関に門松を飾り、それを目印にして歳神さまにお家に来てもらいます。注連縄(しめなわ)をすることで歳神さまを迎える神聖な場所だという印になりますす。鏡餅は神様が宿られる依り代(よりしろ)になります。そしておせち料理は神饌(しんせん)です。
神饌とは神様にお供えするお食事のことです。
正月飾りはいつから飾るのが良いか?
昔の人は12月13日からお正月の準備を始めていたそうです。ですので正月の飾りも12月13日以降に飾ればよいのですが、今はお正月の前にクリスマスがありますね。
クリスマスも玄関にクリスマスリースを飾るお宅も多いでしょう。最近はイルミネーションに凝る方もいらっしゃいますしね。ですから、クリスマスが終わってからお正月の飾りを始めるお家が多いです。我が家もそうです。
ですが、29日と31日に飾るのは本来はよくありません。31日の大晦日の日に大掃除が終わり、慌ててお正月飾りを出すのは「一夜飾り」と言われ神様に失礼にあたるそうです。また、お葬式と同じように一夜だけ飾るというのでよくないとも言われています。
29日は語呂合わせですが苦しいと読むので縁起が悪いと言われています。
28日は8は末広がりで縁起が良い数字なので良い日と言われます。なのでお正月飾りは12月28日に飾り始めるのが良さそうですね。
正月飾りはいつまで飾るのか?
お正月飾りを飾っている期間を松の内と言います。松の内は地域によって期間が違うようですが、大きく分けると関西と関東で違います。関西は15日までが松の内、関東は7日までだそうです。
ですのでお正月飾りは松の内が終わる頃に片付けるのが良いそうです。ちなみに私は京都ですので15日に松が取れます。
松がとれたあとのお正月飾りはどうすれば良いのかというと、近くの神社やお寺でお焚き上げをしているのであれば、そちらに持っていくのが一番よいでしょう。
歳神様は帰ってしまわれたと言っても、神様の力の込められたお正月飾りを捨てるのは失礼に当たりますからね。15日頃だと「どんと焼き」「左義長」など地域によって言い方も違いますがお焚き上げをしてくださるところもあるので持って行くと良いですね。
我が家は初詣の時に神社に持って行ってお守りなどと一緒に神社さんに預けることが多いです。神社さんに持っていけば預かってくださるところもあるようですので
お問い合わせしてみてもよいですね。
どうしても神社にもっていけない場合はお礼を言って、きれいな紙などに包んで処分します。ですが、神社やお寺に持っていく方が気分的に良いですね。やっぱり他のゴミと一緒に処分するのは気が引けます。
おわりに
最近ではお正月のお飾りもインテリアの一部として、扱うお家もあるようです。ですので注連縄や門松なんかは使い回しができたり、お気に入りの物を購入して毎年飾ったりしている家もあるとか。
そういった布やプラスチックのようなもので作られた飾りなら良いのでしょうが、藁で作られた注連縄などは保存状態をしっかりしておかないと一年後に出してきたとき大変なことになっている場合もあるので注意が必要です。
今はエコだから使い捨てはよくないという風潮もあり、お正月飾りも同じ物をという人もいるようですが、本来のお正月の意味を知ると、毎年新しくてきれいな物を飾って歳神さまをお迎えしたいなぁと思います。
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