揚げ物をする時って、
油の温度はどうやって測ればいんでしょうか?
温度計があればわかりやすいけれど、
使っている家庭って少なそう…。
そこで今回は、揚げ物を作る際、
油の温度の測り方や食材を入れるのに適したタイミングなど、
料理初心者でも美味しく揚がるコツを解説します!
揚げ物の温度の測り方 温度計がないとダメ?
揚げ物を作る時は170℃~180℃の、
いわゆる中温と呼ばれる温度で調理するのが基本。
でも揚げ物をする時は、油の熱を測る温度計がなくても大丈夫ですよ!
私も揚げ物を作る際、温度計は使っていません。
ではどうやって油の温度を測るかというと、
パン粉やてんぷら粉など、衣に使う食材を油に入れてみること。
油を火にかけ、少し経ったらパン粉か、
もしくはてんぷらの衣を油の中に落としてください。
フライに使うパン粉は170~180℃の中温の油に入れると、
細かく泡をたてて全体に広がっていきます。
もしパン粉が全体に勢いよく広がったら180~190℃の高温で、
ゆっくりとパン粉が全体に広がる場合は150~160℃の低温なので、
火加減を変えて温度調節しましょう。
天ぷらの衣を中温の油に入れた場合、
衣は底まで沈まず、すぐに浮き上がってきますよ。
衣がすぐに浮き上がってきたら高温、
鍋の底まで衣が沈んでゆっくりと浮いてきたら低温なので、
この場合も温度調整して中温にしましょう。
ちなみに、菜箸でも油の温度を測れるんですよ!
菜箸の先端を油の中に入れてみて、
細かい泡がポツポツたっていたら低温、
泡が絶え間なくたってきたら中温、
勢いよく大きな泡がたってきたら高温です。
素揚げなど衣を使わない揚げ物をする時などは、
ぜひ菜箸で油の温度を確かめてみましょう。
揚げ物の温度が170~180度になるまでの時間の目安
衣や菜箸を油に入れなくても、
時間で油の温度を見分けることも出来るんですよ!
ただし、これはあくまで目安であり、
油の量によって、多少は温度が異なるかも知れませんが、
参考までに覚えておくと良いでしょう。
まず、低温の場合は油を中火にかけてから約1~2分後。
揚げ物の適正温度である中温は、
中火にかけて油が少しグツグツと揺れ始めた頃。
そして高温は中火にかけた油がグツグツ揺れてから2~3分後です。
ということで、中温で揚げ物をする場合は、
熱した油が揺れてきたことを確かめてから、
食材を揚げていくようにしましょう。
揚げ物のコツ 初心者でも上手に揚がるコツ
揚げ物って火加減が難しそうで、
すぐに焦げたり、表面は焼けていても中がまだ生だった、
なんてことあるはずです。
でもコツさえつかんでしまえば、
初心者でも美味しく揚げ物がつくれますよ 。
では揚げ物をする時のコツを紹介していきます!
・1度に食材を入れ過ぎない
揚げ物をする時は、鍋やフライパンがいっぱいになるまで、
食材をたくさん入れ過ぎないようにしましょう。
すると、油の温度が下がってしまって、
きれいに揚げることができなくなります。
入れすぎには注意して、食材同士の間隔を空けるようにしましょう。
・揚げカスを取り除く
揚げ物をしていると、
衣などが残って細かい揚げカスが出てきますね。
この揚げカスはそのままにしておくと黒焦げになってしまい、
食材についてしまうので、こまめに取り除くようにしましょう。
・油切りを忘れずに
揚がった食材は網の上にのせておき、
しっかり油切りをしましょう。
そうしないと、せっかくカラッと上がっても、
衣がベチャっとしてしまいますよ。
キッチンペーパーの上にのせておくのもNGです。
・食材によって温度を変える
全ての揚げ物は中温でOKではありません。
唐揚げや天ぷら、フライなどは中温で大丈夫ですが、
サツマイモやじゃがいもなど、火の通りにくい野菜は、
160~170℃の低温でじっくり揚げると良いですよ。
また、柔らかい野菜なども低温で揚げると、
仕上がりが良くなりますよ!
まとめ
揚げ物をする時の油の温度は、
温度計がなくても衣や菜箸の先で判断できますよ!
そして、揚げ物をする時は、1度に食材を入れ過ぎないこと。
揚げカスはこまめに取り、油切りも忘れずに。
食材によっては低温で揚げると、
より美味しく仕上がるので試してみてくださいね!
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