お歳暮を贈る場合、気持ちを伝えるためにも添え状や送り状は書くようにします。上司への送り状なら、手紙のマナーの形式に沿って書くほうが良いですね。
上司へお歳暮を贈る時の送り状の文例を紹介します。
お歳暮の送り状を上司に出す時のマナーは?
贈り物を配送で届けるときは事前に送り状を送るか、品物に添え状をつけるのがマナーです。添え状はお店によって請け負ってくれる所と断わられるお店があります。
どちらにしても書き方は同じです。
頭語(拝啓など)
時候の挨拶
先方の安否を伺う言葉
何をどういう理由で贈ったか
を書き、最後に「ご笑納ください(食物の場合はご笑味ください)」でしめくくります。
そのあと、
、
結びの挨拶
結語(頭語が拝啓なら敬具)
日付
署名
宛名
を書きます。
親しい間柄なら、そこまで考えずに、もう少しくだけた感じでも良いでしょうが、上司に手紙を出す場合は、手紙のマナーもきちんと抑えておくほうが良いですね。
お歳暮の送り状は、品物が届く前に着くようにしないといけません。ですから、デパートで品物を買う前日に投函するか、または、はがきを投函してからデパートで品物を送るようにすれば、だいたいお歳暮の品物が届く前に、送り状が先方のお宅へ届けられるでしょう。
文面に「本日お歳暮の品を○○デパートよりお送りさせていただきました」と書いても良いですしね。
目上の人にお手紙を送る場合、本来は封書で書くのがマナーですが、送り状はハガキでも良しとされていますので、ハガキに黒のペンで書くようにします。
添え状の場合は、便箋に書き、封筒に入れて添えましょう。
お歳暮の送り状を上司宛に書く時の例文を紹介します
上司宛の送り状の例文を紹介します。
[note] 謹啓今年も残り少なくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年一年、いつも気にかけていただき感謝しております。
感謝の気持ちをお伝えしたく、○○デパートより心ばかりの品をお送りしました。ご笑納いただければ幸いに存じます。
寒さ厳しき折り、どうぞくれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。
敬白
平成○○年 ○○月 ○○日
署名
相手の名前(自分の名前より少し大きく)
[/note]その他にも手紙の例文は色々なサイトで紹介されていますので参考になると思います。
お歳暮の送り状を上司へ 妻が書く場合のルールは?
本来は、ご主人がお世話になった上司へ、感謝の気持ちを込めてお歳暮を送るのですから、送り状も夫が書くほうが良いでしょう。
ですが、そうは言っても、字を書くのが苦手だったり昼間お仕事で忙しく、時間が取れなかったりと、事務的な事は妻が請け負わないといけないことも多いですね。
そういった場合は、署名の左下に小さく「内」と書くとよいでしょう。これで夫の代わりに妻が送り状を書きましたよ、ということになります。
>> コチラのページの真ん中辺りが参考になります
ですが、最近ではパソコンを持っている家庭も多く、パソコンを使って送り状を書くということもありますね。そういった場合は誰が書いたものなのか分かりませんので、そのまま旦那さんの名前だけで送ってしまっても大丈夫です。
もし奥さん側も上司と面識があり、感謝の気持ちを伝えたいという場合は、連名にしても良いですね。
おわりに
お歳暮は1年お世話になった感謝の気持ちを伝えるものです。そしてその品をこんな気持で贈りましたと伝える手段が送り状になります。
最近ではデパートから品物だけを送って終わりという人も多いそうですが、せっかく送るなら上司に自分の気持ちをしっかり分かってもらえるようにしたいですよね。
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